時計の電池交換/SWISS ARMY

SWISS ARMY

SWISS ARMY の電池交換メンテナンスです。 フラットなクリスタルガラス。メンズウォッチです。

SWISS ARMY 裏蓋

裏蓋は・・・スクリューバック?、はめ込みタイプ?このギザギザが思わせぶりなのですが・・・

材質の感じからそう堅い材質でもなさそうなので、この裏蓋にネジは切れないだろう・・・”はめ込みタイプ”なら開け口は何処?3時位置にも無し。

12時側にも。6時側にも、結局は開け口は無しです。一応スクリューバックも疑って”ラバーオープナー”でも回してみますがビクともしません。

覚悟を決めて、こじ開け工具を差し込みますが薄い物を差し込んでも突き刺ささりません。食い付くのみで裏蓋を押し上げない。そこで厚い目の工具を差し込むと当然この様にキズが付きます。ある意味開け口を作った感じか。

長い間電池交換やってますが、こんな堅い裏蓋は始めて。もっとも錆び付いた時計は堅い物もあります。でもこの腕時計はどう見ても未使用です。錆びている訳はありません。

結局、裏蓋を開けるだけで20分掛かりました、開いた時は汗びっしょり。
そして「パッカァ〜ン!」って音と共に。側にいたパートさんも「何・・・今の音?」

「裏蓋が開いた音です」っていうと、雰囲気が分かりますから「怖わぁ〜」

これが裏蓋裏側。どう見てもネジは無く”はめ込みタイプ”

SWISS ARMY ムーブメント

おまけに開けたと同時に電池も飛び出してきました。電池格納部の構造を見ると、これでは電池を固定出来ないでしょう。多少の液漏れの後が見えますが、この程度は拭き取るのみでも問題なく動きます。

SWISS ARMY ムーブメント

新しい電池を入れて、さぁ今度は閉める訳ですが。簡単では無いことは明白。プレス器にセットして覚悟を決めて掛かります。このプレス器を使う以上、”渾身の力で締め付ける”そんな裏蓋は存在しません。

ある程度の力までで閉まります。しかしそのある程度では閉まらないですから”グイッと”。これまた「パッコォ〜ン!」の音と共に閉まりました。

パートさん「何ぃ〜今の音?」。
「閉まった音」
「怖ぁ〜ケースが割れたのかと思った」。
そんな怪力は私には無いです(;^_^A

あまりにもの固さに、閉めるときの固さを想像しながら漠然と作業していたので竜頭掃除の写真を忘れました。
”はめ込みタイプ”の開閉に力は必要ありません”コツ”のみです。
でもこの腕時計は”腕力のみ勝負”。

そういった場合内部のコイルの位置が分からないだけに{{{{(+_+)}}}}。

電池交換初心者は触らない方が賢明ですね。

「ファッション時計2012迄」ファッション時計2012以降」 「ブランド一覧」