時計の電池交換/ROLEX EXPLORER風

ROLEX EXPLORER風メンテナンスです。12時位置の夜光が外れを取付ご依頼ですが作業の手順から「ムーブメント取り出し」は必至なのでメンテナンス(清掃・洗浄)で受付。
さぁ、やるしかありませんが元の状態に戻せるか?最悪は「壊れたまま返却でゴメンナサイ」となってしまうのが、この類の腕時計。

第一関門「裏蓋が開くか」。

ベルトごと洗浄でバックルも綺麗になるでしょう。

夜光を塗布するのは苦手ですが外れた物を取り付ける(貼り付ける)のは簡単。それよりも怖いのはムーブメント取り出し。

裏蓋は何とか開きました。

ここからが緊張の竜頭抜き。怪しげな感触が指に伝わるとドキッ!としますが無事抜けました。ただ「竜頭は抜くのは簡単、戻しが厄介」。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメントですがホコリも一緒に出て来ます。

夜光はガラスの内側に挟まっています。

接着剤で貼り付け。

バンドも外して洗浄します。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

緊張の竜頭取付ですが戻すことに成功してベルトを取り付けほっとします。この腕時計は普通の腕時計並にスムーズな作業で完了。決して作りは良い方とは言えませんが、たまたま当たりが良かったという感じです。
これは偶然スムーズに出来たものの、こういう時計はベルトを取り付けるのに何十分も掛ったり。まして竜頭が戻せなくなっても職人さんは触ってくれません。となると「壊れたら返却不要ですから処分してください」というご依頼で無ければ触れない類の腕時計ですか。

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