時計の電池交換/GUESS CHRONOGRAPH
2011年7月7日お預かりのGUESS CHRONOGRAPH電池交換メンテナンスです。
遊革・遊環(ユウカンとも呼びます)の状態もチェックします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントですがツヤが無いというよりは、水を掛けてそのままといった感じか。
あちこちにサビさえ浮いて、100%動かないでしょう。
電池も水が掛かったような状態では錆びて当然。
電池格納部をチェックしますが意外に綺麗。メンテナンス後動かないでは苦労が無駄になりますので電池を入れると動いた!1時間置いて様子見してから作業に掛かります。
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメントですが。
動かすと粉がポロポロ。
ケースの内側もチェックしますがサビが凄い。
洗浄で綺麗にはなりますがムーブメントは洗浄出来ない。パッキンを外して汚れを拭き取ります。
プッシュボタンの動きが鈍いので外して・・・と思ったら外せる構造になっていない。洗浄で軽くなることに期待するしかありません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れて動作確認。問題無く動きました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ですが翌日、止まっていましたので注油調整で動き出しました。(注油調整はあくまでもその場しのぎですから、後日不具合がある場合はOHとなります。)ただ、プッシュボタンの動きは鈍いままですね。
この状態のムーブメントでも動く物は動く。という事実の証明のような電池交換でした。