時計の電池交換/GUESS G85853L

2011年1月お預かりのGUESS G85853L電池交換です。 大きすぎて開けられないと時計屋さんで断られたとか。

この大きさでカーブガラスはど迫力。

革ベルトもかなりワイドですが、時計が大きくそれを感じさせない。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。これだけ大きな裏蓋で”はめ込みタイプ”ですから普通の食いつきでは外れやすいだろうと。かといって懐中時計の裏蓋構造にはなっていない。

おまけに、開け口は分かりやすいですが何故、ラグ足の付け根に位置させる?

水平に突く必用があるのに足が邪魔で突けない訳です。そして今も書いた手だけの力では開かない訳ですから大変。つまりは閉めるのも「手では閉まらない事を意味します」。よって諦めて返却か、かなり悩みましたが。

思い切って開けました。小さなムーブメントですが普通サイズなのです。

よく見かけるEPSONムーブですから安心のムーブでもあります。

スペーサーを外して。小さなムーブに大きな針では負荷が掛かるので本来、電池寿命2年のものは1年ちょっとが普通。所が1枚目の写真をもう一度見て下さい。大きなボディーに小さな(普通サイズ)の針が付くデザインにされています。ちょっと技ありデザインです。

電池格納部をチェックします。電池を入れて動作確認、問題無く動きました。さて問題はここから。

開けるのが大変でしたから閉めるのも大変。時計が大き過ぎるので「プレス器の最大のコマ」をもってしても写真の状態。このまま締めたらガラスは割れ・裏蓋は凹んで変形します。プレス器を分解して「この腕時計専用工具に変身」(企業秘密ですが)させて。

無事に閉まりました。大変時間は掛かりましたが一つ勉強になって、今後、この腕時計の電池交換に「開け閉めの工具の準備が必用」で時間は掛かるものの作業する自信は付きました。

ベルトを取り付け電池交換完了です。これ電池交換のみですが2.000円ですね。この腕時計メーカーでは、どう作業するのだろう?この腕時計の為だけに、でっかいプレス器用のコマを用意しているのだろうかと無用の心配をした次第。

「ファッション時計2012迄」ファッション時計2012以降」 「ブランド一覧」