時計の電池交換/NIXON SINPLIFY The 51-30

2011年12月20日お預かりのNIXON SINPLIFY The 51-30電池交換メンテナンスです。

竜頭は普通とは逆で9時側に付いております。

このモデルに革ベルトモデル、しかも引き通しがあったのか?何でもご自分でラグ部ピンを外して交換されたそうです。ラグ部のネジのキズを見ると如何に堅かったかを物語っております。

 

私はこのラグ部のピンは外した事がないのですが、以前にメンテナンスがてらベルトを外そうとラグ部ピンのマイナスネジを回しましたがビクトモせず。それ以来ピンは触らない事に決めております。メンテナンスのご依頼はベルトは外さず洗浄です。

そしてこのピンは「センターラグピンと同じ」で両サイドからネジ留め。ところが6時側の方は片方のネジを紛失したので「何か合う物を」というご依頼です。

片方のネジが無い為に浮いております。

このネジの頭はねじ切り部分の太さの割に頭が大きい。こういうネジはありません。

裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

スペーサーを外します。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。ネジは小さいですが「ラグ足の穴を通り抜けなければOK」ということで。ところがお客様、締めた時に締めすぎたのかネジは回転して入って行きますが止まらない。どうやらなめているようで、それが抜け落ちた原因のようです。

そこで「ネジの緩み留めを流し込んで」固定。この程度なら3.000円の範囲内サービスですか。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

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