時計の電池交換/NIXON SINPLIFY The 51-30

2011年12月20日お預かりのNIXON SINPLIFY The 51-30電池交換メンテナンスです。この時計この年の8月に「電池交換のみ1500円コース」でお預かりしたところ。今回のお預かりは「乾燥のみ」なのですが。届いてみて驚きの曇り、もっと軽く曇って到着時は消えているくらいか?と思っておりましたが、これは「湿気の侵入」程度では無く浸水レベル。こうなるとガラス内側の湿気た跡が拭き取りのみでは残ることが多く、洗浄するしかないでしょう。

何でも購入時に「300m防水機能」とあったので8月にお預かりした時点で「バンバン、サーフィンに使用していた」と。
それで前回のお預かりで開けた時にサビが凄かったのか?Oo。。(_ _))
で、今回は「電池交換で裏蓋を開けて防水機能が落ちた」せいでしょうか?
ということでしたが、そうも極端に防水性能は落ちない・・・。
話していると今回は風呂に浸けたと・・・・( ̄○ ̄)。

それではこうなりますね。メーカーは300mと表記しているかどうか分かりませんが私が見て、この仕様では300mは無理でしょう。セイコー・シチズンならこの構造で300mは謳えないレベル。

 

「Cooの腕時計」の何処かで書きましたが日常生活防水であれ「新品の1年くらいは何をやっても大丈夫」というのと同じですか。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。微調整部分の位置をチェックしておきます。

裏蓋の裏側もチェックします。

風呂に浸けて2日目ですから、まだサビは広がっていない。Cooの腕時計でも書きましたが「浸水した時計の生命線は3日までです」。釘を水に浸けて放置する事を想像すれば分かりやすいですか。

スペーサーを外します。

竜頭の心棒もサビが浮いております。電池も湿気で白くなっていて。

今回は「裏蓋を開けて乾燥のみ」で預かりましたが竜頭を抜く必用がありますから洗浄します。洗浄してもまだサビが残りますから更にブラッシングでサビ落とし。

綺麗になりました。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。針にも湿気がビッシリ。

文字盤を下にして乾燥させます。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

乾燥させるだけの積もりが、電池交換メンテナンスになりました。その分ピッカピカ!になりましたね。

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