時計の電池交換/NIXON THE TICKET
2011年2月お預かりのNIXON THE TICKET電池交換メンテナンスです。
紙袋の中から筒が。なかなかのアイデアであります。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。微調整部分の位置をチェックしておきましょう。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋は4本ネジで留まっていて右が裏蓋記載。「裏蓋ネジの1本がなめていますから修整宜しくお願いいたします。」もご依頼ですが「なめたネジは修整は不可」と回答しました。
到着して見てみると、これは「なめている」とは言わず「ネジの頭が潰れている」状態でネジは効いています。この程度なら瞬間接着剤を付けて回せば緩める事も締める事も可能。もっともねじ切り部分まで錆びているものは不可ですが。
ラグ部は棒を打ち込んだのみですから取り外しはやめておきます。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
竜頭の反対側が欠けている!σ(;_;)がやったのか??
到着時の写真を見ると、どうも元からの様ですね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。元の状態が綺麗過ぎるのと全体がツヤ消し仕上げなので洗浄しても、あまり変わり映えしなかった感じです。到着後のご感想も同じみたいでしたが(;^_^A。普通は洗浄すれば若干は綺麗になるものですが、こういった例も珍しい。ネジは締まっていますから心配は無いですが防水は日常生活レベルですね。