時計の電池交換/REACTOR
2011年7月27日お預かりのREACTOR電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整部分の位置をチェックしておきます。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の汚れもチェックします。ラグ部はセンターラグピンのような構造。
でもマイナスネジでは無く六角レンチですか。
ベルトを外してラグ部のチェック。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
スペーサーを取り外します。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。ガラスの曇りも気になりますが、これは洗浄で綺麗になります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトの修理のご依頼ですが、ベルト調整出来る箇所では無い。「この症状と同じ」という事で送られてきましたが。昔と違って今は忙しいので時間の掛かる作業は出来ません。そこで。
「(株)リペア」さんの「溶接修理サービス」に出して戻ってきました。完璧です。私の接着剤補強やハンドリューターなどで作業するのとは雲泥の差。
外から一旦、穴を空けてピンの道を貫通させます。そして作ったピンを入れて抜けない様に外から開けた穴は溶接修理。全く修理跡が分かりませんね・・・流石。
「溶接修理」から戻ってきたベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。