時計の電池交換/ANNE CLARK AT-1008
2013.9.27お預かりのANNE CLARK AT-1008電池交換メンテナンスです。
何軒かで断れたという事で到着です。以前にも同じタイプを触った事がありますが。
今回は洗浄コースです。
断られるというのは、固くて目立つキズを付けるのが嫌で、断る訳です。
こちらでもキズは付きますから、ご了解ください。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
かすかな格闘の跡がみえますが、この程度の力では開かないのです。
それプラス固着で確かに苦労しました。
裏蓋の裏側もチェックして。
裏蓋を開けるとスペーサーが電池を覆っています。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
さて洗浄となるとブレスの飾りが。ここへ湿気が入って曇ったら取ることは不可です。
もっとも自然に乾いてはくるでしょうし、時計の動作には関係ありませんが。
驚きはコマの一つ一つ、裏と表にプラスチックパッキンでガラスを固定しているのです。
つまり文字盤のガラスと同じ扱い、なかなかの凝った作り。
ケースの内側もチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。コマの飾りも無事でした。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。流石に洗浄は1分のみ。
メッキが飛ぶ可能性とコマの浸水の可能性ですか。