時計の電池交換/BVLGARI DIAGONO
2012年12月19日お預かりのBVLGARI DIAGONO電池交換メンテナンスです。
コピー品は電池交換するにはリスクが高すぎる構造の物が多く返却の可能性が高いですからレターパックの封筒を同封して頂いております。
ラグ部はネジピンですが外されております。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
この形状を見て「無理!」と早速、同封のレターパックに入れて発送の準備。
ところが一晩置いて「まてよ・・・・あの工具で開かないか???」とひらめき。
格闘の末、何とか開けました。ただサビサビというか粉でビッシリ。これだけ錆びた状態ではスクリューバックを回すのも半端無い力が要りますし裏蓋にもキズが付きます。でも問題は内部ですが上手い具合に白いスペーサーがムーブメントへの影響を防御しております。
竜頭の写真を撮り忘れておりますが。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側は粉だらけ。
裏蓋もですが、これだけ錆びるだけあってパッキンは硬化してパリパリ。交換するしかありません。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。あれだけ粉だらけでは洗浄が一番。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
裏蓋を閉めるのにも一苦労ですが工具でキズが付いて皮膚を引っ掻きますから削って修整。
ブレスの角が指に刺さります。仕上げの粗さですか、ついでに削っておきます。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。