時計の電池交換/BVLGARI L9030
2012年7月17日お預かりのBVLGARI L9030電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れバックル。コマの割ピンが2箇所抜け出てくると言う事で。
2箇所どころではありません。おまけに肝心のラグ部のピンまで簡単に抜けます。これ「割ピンの交換」しかありません。ただし割ピンが割れた箇所のみしか対応出来ない。というのも割れてもいないのに工具で突いて飛び出る箇所もあり。
これは摩耗で穴が大きくなった為ですから交換しても結果は同じ。かといって太い割ピンは入らないので厄介。
そこで3箇所は交換、3箇所はピンを抜いてイビツに湾曲させて叩き込む事にします。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ラグ部の割ピンも交換して電池交換メンテナンス完了です。