時計の電池交換/SKAGEN803XLTTM
2013.6.28お預かりのSKAGEN803XLTTM電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。SKAGENはムーブメント取り出しが出来ない物が多いですが見てみましょう。
メッシュバンドにスライド・バングル。メッシュは洗浄してもしても汚れが出てくる感じですが構造上仕方がない。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。バネ棒が曲がっておりますが幅の割に力が掛かる部分が狭いですから仕方がない。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
スペーサーを取り外します。文字盤はケースから取り出せるサイズになっておりますから洗浄は可能。
ところがガラスの内側にリング状の文字盤がもう一つあり。これはケースとガラスの間に挟んでありますから取り外しが出来ない。
このまま洗浄したらカーボン調の模様とインデックスの白い塗装が消えるでしょうから
洗浄はやめてバンドの洗浄のみとします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプは手作業で拭いて、ここまでは綺麗に。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ガラスの曇りが気になりますから拭いていたら「1時」のインデックスがポロリ。
先端が文字盤から飛び出しているので拭くと、どうしても触れます。
避けて拭くと曇りがリング状に残りますから仕方がありません。
ガラスが外せる物なら取り付けが出来ますが、このガラスは外せない構造。
ケースの汚れは拭き取って綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
インデックスが1本、なくなりましたがご勘弁を。直すとなると新品交換しかありません。
メッシュバンドも何度か洗浄し直して、
バネ棒は交換して。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。