時計の電池交換/VISARUNO VS-2017
2012年12月17日お預かりのVISARUNO VS-2017電池交換メンテナンスです。
「7時位置にサビが見えるので」と依頼にありましたが
文字盤はホコリだらけですから内部の様子を想像するとサビどころではない。
ステンレス半無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整部分の位置をチェックします・・・むむむ!裏蓋が開いているでは?まさかこの状態で使っていた?
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
パッキンは硬化してパリパリ、役目を果たしておりません。
これがムーブメントですが案の定サビた粉が回っている。動くのか?
ムーブメント拡大ですが湿気でツヤは無し。
巻芯の根本が錆びておりますので竜頭パッキンももうダメですが、これは交換パーツが無い。
電池格納部をチェックします。
電池が錆びておりますが表面だけですね。そして電池を入れて動作確認で動きました。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。ほこりだらけ。
ケースの内側までサビでボロボロ。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ただサビで凸凹になった状態はそのままですが。これで粉が散ることはありません。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
竜頭を取り付けて。
パッキンは勿論交換。元の太さも分かりませんがパリパリの物よりはマシでしょう。汗程度は防げますが、竜頭の防水機能がありませんから「水が掛かる行為は禁止」ですか。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。