時計の電池交換/Cartier TANK
2014.3.27お預かりのCartier TANK電池交換メンテナンスです。
海外のお土産なのでフェイク物かも?という事でしたが、正にフェイク品です。
電池交換は問題ありませんがムーブメント取り出しで、洗浄が出来るか?
ステンレス無垢バンドに両開きバックル。
裏蓋は8本ネジで留まっていて裏蓋記載。
汚れが溜まっており洗浄したいところですが。
ネジは洗浄して綺麗になりました。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。これでは文字盤が手前側に抜けません。表からベゼルを外す必要がありますが、ベゼル・ネジはダミーのようで外せません。
よってケース丸ごとの洗浄は出来ませんから超音波歯ブラシで洗浄してます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
ケースは洗浄出来ず拭くのみ。竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ケースの汚れを拭き取り電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋やネジは洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせて電池交換完了です。バンドを開くのと閉じる作業が一番厄介で時間が掛かりましたが。留めの構造が雑ですから固定ピンが滑らないために苦労します。
ブレスの洗浄が出来ればそうでもありませんが、このブレス、ラグ部は棒を打ち込んだのみで
外したら、かなり厄介な作業になります。
無事に作業は終わりホッとします。フェイクは何が起こるか分からないですから。