時計の電池交換/FESTINA F16222
2015.4.11お預かりのFESTINA F16222電池交換メンテナンスです。
ガラスの曇が気になりますが洗浄で綺麗になるでしょう。
回転ベゼルにネジ込み竜頭はダイバー仕様。
ステンレス板巻きバンドに三つ折れダブルロック。
微調整位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
バネ棒の交換もご依頼ですが普通のバネ棒が湾曲させて装着されているのが分かります。
つまり脱着はかなりの難易度。
僅かな湾曲で弓環とケースに隙間が空きます。これが気になるので交換のご依頼か?
ただこの太さのバネ棒は無い。弓環の隙間が埋まるかどうかは
後で実際に装着して見ないと何とも。
ラグ部の汚れもチェックして。
弓環部分の形状が上下で違います。
外れる側と固定された方があります。
バネ棒は若干、湾曲しており、更に摩耗して細くなっております。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ゼロ位置合わせを行って。
弓環も洗浄して綺麗になりましたが若干、汚れが残っている。
このままでも装着すれば分かりませんが、そこが「写真写り」って問題があり。
更に綿棒等で手作業で拭き取りという作業が加わります。
バネ棒は洗浄してみましたが交換するしか無いでしょう。
ガラスの曇りもスッキリしたところで。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。
バネ棒は交換しましたが
同じ太さの物は無く若干細い物になります。
それがゆえに装着は簡単でありましたが。同じ太さのバネ棒なら
金属を湾曲させながら装着することになり厄介な作業になります。
時計メーカーの物なら、そういう構造には作りません。
時計メーカー以外の時計を触ると、厄介な作業が増えて手間が掛かると言うことになります。