NIXON LOOK

2015.6.18お預かりのNIXON LOOK電池交換メンテナンスです。

3本届いたうちの1本。

電池交換メンテナンスの前に「ベルト交換が出来るか?」。「また入手出来るのか?」
これが前提であります。それ無しでは電池交換で動いても意味が無い。
また「既製バンドへの交換は不可」というタイプ。純正品しか取付が出来ません。

その段階で「受付不可」ですが、修理センターさんに取り扱いがありますから
交換方法とともに「入手の可否」を聞きます。

尾錠部分が”加水分解”で割れており。全体的にも分解寸前の状態でもあります。

と、持ち上げると”パラリ!”。

「ラグ部」というモノが無く。バネ棒でもネジでも無い。一体どうやって留めてある?

電池交換の為にスクリューバックを回す必要がありますが
バイスにセットして回そうとすると工具が当たってバラバラに。
ここまでは想像通りですから、普通は何処へ持ち込んでも触ってもらえない訳です。

こうなればスクリューバック・オープナーが回せるところまでウレタン・バンドを
砕いていきます。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

電池交換は簡単です、入れ替えれば問題無く動くでしょう。

竜頭の裏側の汚れをチェックして。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

外し方が不明なのでケースの裏側からビス留めか?と
思っておりましたが外部との連携が無い。

いったいどうやって留まっている。この時に修理センターさんからの連絡があり。
「古いモデルなので交換バンドはありません」と。
また交換方法も不明であると。触って分解して紐解くしか無いという事です。

構造的には「ベルトをケースとベゼルで挟んである」。となればベゼル・カバーを回転させるのか?。はめ込みなのか?。

挟んだ構造である事は分かりますが。まさか差し込まれただけではあるまい。

結局は取付方法すら分からず仕舞い。このまま返却となります。
念のためにオークション探索してみましたが、古いのか出品されておりません。
オークションで専用バンドが出品されることはあり得ないでしょう。
でも未使用モデルくらいなら出品される可能性はあります。
それを気長に待つしかありませんね。

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