時計の電池交換/NIXON Simplify THE 51-30 Chronograph

2015.6.22お預かりのNIXON Simplify THE 51-30 Chronograph電池交換メンテナンスです。

ガラスの曇が気になると言う事で拭き取りもご依頼です。

竜頭は普通とは逆で9時側に付いております。

ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。この裏蓋、固くて開きません。
サビでコテコテという訳でも無いですから、スクリューバックを締めつけすぎで
パッキンが接着剤の役目の様になっている感じです。

体重を掛けても開かないし、タガネを充ててハンマーで叩いて衝撃で開けていきます。
何とか開けましたが、やはりサビは無く。

パッキンが溶けた様な感じでへばりついております。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。裏蓋を開ける衝撃で小さい針が外れましたので後で取り付けますが、それだけ固かった。

黒い物の上に置けばいかに曇っていたかがわかります。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
このサイズと太さのパッキンは既製では存在しないですから交換という訳にはいきません。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

左はスクリューバック・オープナーに体重を掛けて回したので金属がめくれ上がった後。
右はそれでも開かないのでハンマーで衝撃を加えた後。
どちらも皮膚にキズが付くレベルなのでやすりで修正した後の状態が写真です。

全体的にツヤが出て綺麗になりました。

ガラスの曇りもスッキリしたところで。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。スクリューバックは締めすぎると
パッキンが潰れて、かえって防水機能は落ちますから注意が必要です。

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