時計の電池交換/OAKLEY
2014.2.4お預かりのOAKLEY電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
裏蓋は4本ネジで留まっているようですが・・・どういう構造か?
6角ネジですが単純にネジを緩めるだけなら良いのですが。気になるのはウレタンの裏蓋?
すでに加水分解で亀裂が入っておりますが、ウレタン素材で裏蓋を作らないだろうと。
ウレタンの裏蓋に見えますが、金属の裏蓋と貼り合わせてあります。
接着されており剥がせません。それだけに裏蓋はみ出した部分は負荷が掛かり亀裂がありますから、洗浄で割れるでしょう。また、裏蓋ネジが1本、もげました。
閉めるときは3本になりますから気密性は無くなります。
これがムーブメントですがケースの腐食が目立ちます。
ラグ部ですがベルトは上ではなく手間に引いて外す構造です。
ベルト側ですが、汚れがあり洗浄したいですが加水分解寸前の雰囲気ですから洗浄はやめておきましょう。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
この目盛リングが外せないとケースの洗浄も出来ませんが。
外れました。
ネジが残っておりますが、これはこのままになります。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ラグ部の汚れも綺麗に。ネジは残ったままですが。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりましたが、やはり割れました。
ベルトとを取り付けて。パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
折れたネジは接着剤で貼り付けですから効いておりません。
おっと・・・遊び革にも亀裂が。洗浄しなくて良かったです。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。