時計の電池交換/Orient TDAE-C1Chrono
2015.2.27お預かりのOrient TDAE-C1Chrono電池交換メンテナンスです。
カーブガラスの腕時計。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
バックルから開こうにも錆びて突けません。ラグ部のバネ棒もどちらもが伸縮せず。
錆びてコテコテ。ベルト調整の要領と思っても割りピンがコテコテ。
仕方が無いですからバックルのバネ棒を潰して開きます。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
巻芯のサビが凄い、抜けるのか?
先に電池格納部をチェクして動作確認。
丁度、竜頭パイプの部分だけ錆びております。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
この感じから竜頭からの浸水では無く。竜頭パイプの取付が甘いので、パイプとケースの隙間から浸水しております。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
さてプッシュボタンが堅く、押し込んでも戻らない。かといってプッシュボタンのストッパーが外せない構造?
ガラス越しに見れば、外せる構造で普通ですが小さいパーツなので外せるか?
外して見れば意外に綺麗。つまりサビではなくグリス切れです。
洗浄して綺麗になりました。
パイプも洗浄して綺麗になりました。
巻芯もサビは削り落として洗浄で綺麗になりました。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ラグ部のバネ棒も洗浄で綺麗になりましたが、伸縮はしません。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
プッシュボタンを直したのでゼロ位置合わせを行って。電池交換メンテナンス完了です。