時計の電池交換/WINCHESTER
2015.1.29お預かりのWINCHESTER電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
竜頭にガードが付いておりますが飾りでしょう。でも役目は果たしております。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ムーブメント取り出しをするには危険なので
「電池交換のみ(洗浄なし)1.550円コース」とする積もりが。
針が干渉して動かない。これはムーブメント取り出しをするしか無く。
となれば洗浄コースとするしかない。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。針を曲げて干渉を解消します。
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。スクリューバック工具の爪を掛ける凹みが浅く
工具が滑りますからキズが付きます。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。が!
15分で止まっており。
注油の為に再度、裏蓋を開けていると。
革ベルトが千切れました。経年劣化でカスカスになっていたようです。
注油調整で動くようになれば、このナイロンバンドをサービスで付けておきましょう。
その後も何度かとまり、度に強制運針器で動かしますが。
やはり5分ほどで止まります。この日は関西でも冷え込みましたから。
注油のあと、腕に付けて暖めて使用すれば問題無く動作します。
そして翌朝、タオルの上において冷えない様にはしておきましたが
止まっておりました。
時間から腕から外して2時間後には止まった様です。
翌朝、腕に付ければ動き出しますから今後は、なるべく腕につけるように
して頂いて暖かくなる季節を待つ!ということですね。