時計の電池交換/DEUA V33J-6C50
2016.2.29お預かりのDEUA V33J-6C50電池交換メンテナンスです。
「2004年の頃ですが”Cooの腕時計”で以前にもお預かりの腕時計。 」
2本届いたうちの1本。
TAG HEUERは電池交換メンテナンスとベルト調整の為のサイズサンプルの意味も。
ガラスの曇が気になりますが洗浄で綺麗になるでしょう。
さてコマが壊れておりますので修正もご依頼です。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。’
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。’
ケースの内側もチェックして。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
さて壊れたコマは修復は出来ない状態ですから、ガラ箱の中から同じタイプの壊れたバンドを探し出し洗浄します。中央の壊れて伸びた箇所は外して処分ですが。
それ以外を使います。(表面の柄は違いますがジョイントに問題はありません)
こちらが元から付いていたブレス。でも先端の右端部分が不自然。
変形しており修復は不可能ですから外して除去。
ちなみに、このタイプのベルトは「2コマで一つ」
そして微調整位置という箇所が無く、全箇所がコマのジョイント成り立ちます。
壊れていない箇所を。
ジョイントさせます。
本体に近い方に装着してアクセントに。
兎に角は修復完了。そして同梱のTAG HEUERにブレスサイズを合わせますから
ここから何コマか外します。
TAG HEUERは14cm弱。同じようにコマを外して。
修復に使ったコマですが、こちらでも使う事も無いでしょうし
電池交換メンテナンス2本のご依頼ですからプレゼント。
時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。
ちなみにこのタイプのベルト調整ですが、どこからでも2コマづつで可能です。
でも、ブレスの中央から外した方が作業しやすい。余りは練習用ですか。