時計の電池交換/SEIKO Chrono7A28-7130
2012年10月22日お預かりのSEIKO Chrono7A28-7130電池交換メンテナンスです。
ガラスの曇りが気になりますが。
ベルトは布バンドの引き通し。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
黒い物の置けば如何に見にくい状態であったか分かります。
プッシュボタンの動きが鈍いという事ですが確かに押し込んだら浮き上がってきません。
全て外してチェックしますが汚れが詰まって。とか、サビで固着という訳では無い。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
プッシュボタンのパイプは洗浄して綺麗になりました。
プッシュボタンも洗浄して綺麗になり汚れは除去。ただこれだけではプッシュボタンを装着しても症状は改善されていない。ということはプッシュボタンが曲がっている為にストロークを邪魔しているのか?このプッシュボタンだけで1時間くらい格闘しておりましたが。
結果的に「プッシュボタンのパッキンが硬化してプラスチック状」になっている。それが押し込んだ時にケースのツラの内側まで入り込み「もどりの役目」をして戻らなかった様です。
プッシュボタンの硬化したパッキンを外せば、問題無く動きます。ただ防水機能は無くなります。かといって竜頭の既製パッキンを何種類か試してみましたがどれも上手くいかず。それだけで更に1時間も経過し諦める事に。やはり「プッシュボタン交換」しかありませんが、当然交換パーツは無し。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。
0位置合わせを行って。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス&プッシュボタン修理完了です。