時計の電池交換/DIVER Professional 2A22-0310
2015.3.15お預かりのDIVER Professional 2A22-0310電池交換メンテナンスです。
外観は綺麗ですが、曇りが出たので除去もご依頼です。
遊び革の状態もチェックします。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
ラグ部の汚れもチェックして。
裏蓋の裏側もチェックしますが・・・凄いサビ。ダイバーなのに。
耐磁プレートや奥にもサビが?。というか「パッキンが無い!」
パッキンが無いダイバーなんて、ドアが無いクルマと同じで好天の日しか使えない。
耐磁プレートですが湿気の防御壁の役目もしておりあうsね・・。
それにしてもパッキンが無いと、こうも見事に錆びます。
これがムーブメントで。巻芯の辺りも凄い錆。
電池格納部をチェクしますが綺麗な状態。
「ウォッチ・セル」時計電池ってそのままやがな!ってのりですが。
スペーサーを外して見ます。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
竜頭の穴からサビが拡散しており。
反対側は問題ありません。つまり竜頭からの浸水ですが。
裏蓋のパッキンが無い状態ですから汗とかは注意されて使用されていたか?
竜頭をチェックします。パッキンはもう限界、かといって竜頭交換をしない限りは防水機能は期待出来ません。巻芯の状態から浸水はムーブメント内部にまでは達していない。
という事は動くでしょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。問題無く動き出しました。
耐磁プレートも洗浄して綺麗になりました。
裏蓋パッキンは装着しておきましょう。
パッキンを装着すると裏蓋が閉まらず?。この裏蓋、このケースのものか?
押付ながら強引にパッキンを挟んで締めつけた感じです。
状態が状態だけに翌日までは様子見ですが、翌朝も問題無く動いており発送となりました。
竜頭を交換しない限り防水機能は戻らないですが、交換のパーツがありません。