時計の電池交換/セイコーダイバー(古いタイプ)
セイコーダイバー(古いタイプ)の電池交換メンテナンスです。デザインは変わらないですが懐かしい雰囲気です。潜水用ですからベゼルもグローブをはめて操作する事が前提の構造ですか。
裏蓋はもちろんスクリューバック。これが裏蓋記載。ダイバーですから電池交換の時期を刻印する目盛があります。この刻印からいくと1985年から電池交換していない?。そんなことは無いでしょう。
ダイバーですから裏蓋を開けると内部は完全に守られて綺麗です。これが電池格納部、電池の裏側も綺麗です。
古いだけに丁寧なムーブメントです。「SEIKO TIME CORP」今ならこのクラスはエプソンですか。
先ずは、竜頭を抜いて。ダイバー用の竜頭ですが、ねじ込み竜頭のバネ構造が分かりやすいですね。
竜頭の裏側をチェックします。竜頭パイプもチェックします。内部は綺麗でもさすがに竜頭パイプはご覧の通り。これが普通ですが、ここが綺麗な様ではダイバーウォッチを持つ意味が無いって事になります。
文字盤周辺には金属製のリング。この頃のセイコーは作りが丁寧ですねぇ。これが抜け殻、ダイバーですからステンレス無垢というかインゴット。大胆にバフ掛けしましょう。
竜頭も洗浄機で洗って。ケースもバフ掛けでピッカピカ!&洗浄機で洗って竜頭パイプまでも。
これで電池交換の準備完了。裏蓋もバフ掛けでピッカピカ!
ハイ、完成です。ケースごと洗浄機で洗いましたから回転ベゼルも若干軽くなりました。それだけ汚れが溜まっていた証拠ですか。