時計の電池交換/SEIKO DIVER 7548-7000

2016.2.7お預かりのSEIKO DIVER 7548-7000電池交換メンテナンスです。

竜頭の動きをチェックして。

遊び革の状態もチェックします。放置期間が長いのかウレタン・バンドに白い粉が吹いたように。また硬化して固い感じです。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

バネ棒も洗浄して綺麗になりました。

ラグ部の汚れや裏蓋の裏側もチェックします。

これがムーブメントで。
この裏蓋ですが普通の力では開かず。特別に開けましたが締めすぎでパッキンが押しつぶされた感じです。かといって平パッキンの手持ちは無い。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

当時のものはスペーサー一つとっても金属で重厚な作り。

目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。

裏蓋を閉め洗浄レベルでの水漏れは無いかチェックします。

洗浄器の振動があるとはゆえ、ダイバーが洗浄器程度の水深で曇るようでは。
かといってダイバー用の平パッキンは手持ちが無く。
それよりも竜頭からの浸水の方が疑われますから竜頭交換が必要。
でも入手は不可です。有ったとしても30年前のパーツですが。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンは裏蓋と竜頭ともにグリスアップしておきましたので
数日で染みこんで多少は弾力が復元するでしょう。

裏蓋も洗浄して綺麗になりました。

全体的にツヤが出て綺麗に。

ウレタン・バンドも洗浄して綺麗になったところで。

バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。このベルトも硬化して固いです。
ダイバーですが日常生活防水レベル。でも防水を過信して使うよりはこの方が
時計には優しい使い方になるでしょう。
何たって浸水させれば交換パーツは全て無い時計ですから大事に使ってください。

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