時計の電池交換/GRAND SEIKO 4843-8041
2011年8月12日お預かりのGRAND SEIKO 4843-8041電池交換メンテナンスです。
裏蓋は無く電池蓋のみあるタイプ。
これがキャリバーで電池蓋のマークを合わせても開きません。おそらく劣化して接着剤のようにへばりついております。
先ずはベゼルリングを外します。リングの裏側もチェックして。
ガラスを外せばパッキンも一緒に付いてきました。ガラスの汚れは洗浄で綺麗になりますがキズが目立つ事にもなります。
パッキンの端がベゼルリングで押しつぶされて切れて破片がへばりついておりますが、この程度は問題なし。大事なのはパッキン自体の硬化&劣化が無いか。次ぎにパッキンのガイドリングを外します。
竜頭にはクォーツマークが。
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
これがムーブメントで。
凝ったムーブメントです。高級時計だった時代ですから当然ではありますが。
ワンピースケースの内側もチェックします。
電池蓋パッキンは裏側から突いてやっと外れました。硬化してパリパリ。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
電池格納部をチェックします。
綺麗になったケースにムーブメントを戻してガラスも洗浄して綺麗になりました。
ベゼルリングも洗浄して綺麗に。
このグレーのパッキンは伸びて収まりが悪いのですが交換パーツが無い。何とか押し込んで入れていきます。
電池蓋パッキンは交換。「古いセイコークォーツ電池交換は3.500円」になっております。理由は殆どの確率で電池蓋パッキンの交換が必用ですが今の所入手可能ですが高い事が原因。今も写真に写った残り2本が無くなれば次の入荷は未定のレア物。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。