時計の電池交換/Grand SEIKO 9F62-0A10
2014.11.10お預かりのGrand SEIKO 9F62-0A10電池交換メンテナンスです。
「洗浄は出来ないかも」という事でお預かり。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。
弓環の汚れもチェックします。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
先ずはベゼル&ガラスを外します。白いプラスチック・パッキンがケース内に残っておりますが、これが「洗浄は出来ないかも?」の理由です。
というのも、このパッキンに既製などはありません。もし劣化していればもうガラス&ベゼルの装着は不可です。
そのために注文したり、修理センターさんに頼んだり、手間が掛かります。
電池交換メンテナンスのお預かりは、基本「2日で発送出来ないものは断っております。」
納期が掛かるモノは余計な疑心暗鬼や不安を呼び、余計なトラブルの元と考えております。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックして。
パッキンは外してから洗浄します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
ベゼル&ガラスも洗浄して綺麗になりました。
文字盤&ムーブをケースに装着。この作業も「お断りする理由」。グランドで凝った作りだけに、この作業で不用意に文字盤や針に触れてしまう危険が大きく。
後で指紋などを指摘されたら泥沼の作業になりますから状態によっては断ります。
それは写真や文章では判断できない為に「断っておくほうが無難」という発想です。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンはベゼル側に装着。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。このケース&裏蓋はバフ掛けしておりツヤが違います。
弓環&ブレスは洗浄のみ。というのもこの部分のバフ掛けが賛否両論でトラブルの元。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。ちなみにこのクラスの洗浄コースはお断りするか、受ければ5〜6.000円は頂いておりますからご注意ください。