時計の電池交換/Hi-BridE029-5140ハイブリッド

Hi-BridE029-5140ハイブリッド

Hi-BridE029-5140ハイブリッド電池交換メンテナンスです。レディースハイブリッドのデッド品です。1981年のモデル。

年数も経っていますからカーフバンドはオリジナルでもボロボロ、触ると黒い物がポロポロ落ちます。きれいな状態のデッド品でオークション調達という事です。

裏蓋は若干のキズがあります。これがキャリバーですが、さぁ電池交換で動くのか?

これがムーブメント。拡大、電池押さえのネジのあたりが変色していますが・・液漏れか?

裏蓋の裏側はくすんでいます、25年も経過していますからね。地板のネジの当たりも液体が流れた跡があります。

電池格納部をチェックします。電池押さえをみますと液漏れの跡に見えますが。

裏側も同じく。デッド品ですから竜頭はきれいな状態。

竜頭パイプなどはくすんでいます、25年経っていますからね。これは洗浄すればきれいになるでしょう。竜頭パイプ裏側がホコリっぽく見えますがこれは写真の写り方で問題なし。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。竜頭も洗浄。

裏蓋も洗浄して。磨きます。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻します。ケースも洗浄して竜頭パイプもきれいになりました。

表も磨いてピッカピカ!この腕時計電池交換で問題なく表示しました。でも翌日腕時計をみると腕時計が止まって表示も消えている?

これデジタルの表示がされてアナログが止まっていればOHなのですが、同時に止まったと言う事は、回路部分?

やはり電池周りの変色は液漏れか。丁度、他の修理もあったので職人さん送り。

やはり回路を外すとサビがびっしりだった様です。おそらくオークション出品に当たり液漏れの電池のみ拭き取ってての出品か?

でも回路のサビを落として、OHしなくても問題なく動きました。

このデジタル操作ですが、竜頭をそのままで回転させると時刻表示の次は。”秒表示”次に。

”アラーム時刻表示”次に。”曜日、日にち表示”次に。

”月と日にち表示”これの繰り返しになります。

合わせ方は、修正したい状態を表示させて、竜頭を一段引いて回して修正するのみ。

いたって簡単。この機能、私の記憶ではあの”松田聖子”がアルバ”ピノ”ってモデルの宣伝ポスターにもなっていましたが、「簡単操作デジタル」が売りでした。そのピノの機能が後にレディースハイブリッドにも採用されたと記憶しています。

メンズのハイブリッドのデジタルは竜頭の早送りで数字の切り替えが暴走していましたが。(;^_^A

さてアラームの時刻あわせは、この表示にしてから写真の様に竜頭を一段引いて早送りですが。では”アラームのON・OFF設定”は?
これはアラームの時刻を修正しないで竜頭を引いて、そのまま戻します。

すると”アラームマーク”が出て来てアラームセットです。

そのまま、また引いて戻せばアラームOFFです。

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