時計の電池交換/KING QUARTZ 5856-7010
2012年4月12日お預かりのKING QUARTZ 5856-7010電池交換メンテナンスです。
片方のバネ棒を紛失ということで取付もご依頼です。
ベルトの汚れもチェックします。この汚れは洗浄しないと落ちない訳ですが、それでも何度も洗い直します。それだけ当時のバンドは薄くても密度が高い構造になっております。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
裏蓋は中央のバネで留まっておりますが錆びて不動。これを開けるには根気しかありません。無理に開けるとバネが壊れます。
15分かかってやっと開きました。
ムーブメント取り出しでケースの内側もチェックします。
サビと汚れが凄いですね・・。これも洗浄でスッキリ。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
竜頭には「クォーツのマーク」が、そういう時代だったのですね・・。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
ワンピースケースから文字盤&ムーブを取り出します。
この錆びで裏蓋が開かなかった訳です。
これがムーブメントで。
角度を変えて。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋(ケース)部分も洗浄して綺麗になりました。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
バネの部分も洗浄して綺麗になりました。次ぎに電池蓋パッキンをチェックします。
硬化してパリパリですから交換します。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
と思ったらバックルがバラバラに。本来は抜けないピンが洗浄で抜けてしまいました。
巻いてかしめてあるだけですから、このカーブを締めて。
ピンを差し込みバックルの留まりを確認したところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。