時計の電池交換/KING QUARTZ 5856-8001
2009年12月お預かりのKING QUARTZ 5856-8001電池交換メンテナンスです。
5本届いたうちの1本。
薄いスライドバンドですがステンレス無垢です。この頃のセイコーのスライドバンドは一度は触ってみる価値ありですか。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。
ラグ部の汚れもチェックします。
バネ棒も竜頭も汚れで囲まれて固まっています。
裏蓋を開けると文字盤&ムーブメントも一緒に付いて出てきます。
ケース側の汚れも凄い。
KINGのマークでは無く「クォーツマーク」(水晶を形取った)が懐かしい。この頃文字盤には「QUARTZ」って書いてあったもので今の腕時計では見る事は無くなりました。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプもは綺麗どころか色まで変わった感じで。
これがムーブメントで。
電池格納部をチェックします。
角度を変えて。
電池蓋も裏側から押さないと外れ無ないレベル。
勿論、硬化してパリパリ。
この惨状。昔の人って腕時計は腕に付けたままって人多かった、寝ているときも。この状態からお爺さんの時計かオークション調達か?
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池蓋パッキンも交換。もっとも純正品と同じサイズなんてありません。「無いよりかはマシ」って交換になります。
ラグ部も洗浄して綺麗になりました。
昔のスライドの無垢バンドですから7・8回は洗浄しないと綺麗になりません。それだけ密な構造なのです。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。