時計の電池交換/セイコ-デザインプロジェクト 7N42-0DV0
2014.12.1お預かりのセイコ-デザインプロジェクト 7N42-0DV0電池交換メンテナンスでご依頼ですが都合、コース変更になりました。
2本届いたうちの1本。
タイプⅡでこういうデザインがありました。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整位置をチェックします。
裏蓋は4本ネジで留まっていて裏蓋記載。
こちらがキャリバーです。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭も竜頭パイプも拭き取りで綺麗になるレベル。
これが取り出した文字盤＆ムーブメント。
ケースの内側もチェックしますが・・・白いプラスチック。
目盛リングがあるので、そのまま洗浄は出来ません。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますが異常は無し。
ケースは洗浄は出来ず拭き取り作業のみ。
それでもここまでは綺麗に。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
ネジも洗浄して綺麗になりました。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。
ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗になりました。
バネ棒も交換して。
バンドを取り付け電池交換”半”メンテナンス完了です。
ところが数日して「曇りました」ということで返送頂き。
到着時は曇ってはおりません。
裏蓋も得に問題はなく。
内部も見える様な湿気は無く。
これが取り出した文字盤＆ムーブメント。
再度、ムーブメント取り出しで一昼夜乾燥させます。
洗浄はしてもねじ穴のサビまでは綺麗にはなりません。
ネジを1本づつサビを落として裏蓋無しで収めてみますがもんだ無く根本まで入ります。
4本とも問題無く。
裏蓋はしっかり固定された訳ですが。
となると裏蓋パッキンを、太い物に交換してみるしかないでしょう。