時計の電池交換/Emblem7832-5030
2015.11.10お預かりのEmblem7832-5030電池交換メンテナンスです。
2本届いたうちの1本。
竜頭の動きをチェックして。
ステンレス無垢バンドにスライドバックル。
バックルの汚れもチェックしますが、この感じから洗浄はかなりの手間が掛かります。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックして。
パッキンを外して劣化具合をチェックしますがパリパリ。
「10年に3回もメーカーにて分解修理済み」という事ですが
メーカーがパッキンも交換しないか?
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。湿気が入って曇った形跡。パッキンがパリパリですから。
かといって既製品に交換しても改善はされないと思いますが。
そこがオールド・クォーツは受付不可とする所以でもあります。
オールド・クォーツですから先に電池格納部をチェクします。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの腐食も進んでありますが、この程度は洗浄で綺麗になるでしょう。
ちなみにブレスを外したいところですが、錆びて居るのか伸縮しません。
よって取り外しは不可となります。
洗浄は終わって洗剤を洗い流し、コンプレッサーで吹けば。
洗浄で綺麗になった様に見えてもコマの隙間から汚れが飛び出て来ます。。
再度、洗浄器に入れて5分の洗浄。
同じ作業を4・5回繰り返し。
それでも汚れは飛び出て来ます。元から洗浄もしなければ起こらない現象ですが。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋も洗浄して綺麗になりました。
パッキンは元に戻します。もう使用するには限界で観賞用でしょう。
使用するならパッキンが無い時計と思って使用する事をお勧めします。
全体的にツヤが出て綺麗に。
ブレスも綺麗になりました。何度、洗浄し直したか分からないくらいですが
オールド・クォーツは洗浄だけでも手間が掛かりますから、別途費用が掛かります。
バンドを取り付け電池交換メンテナンス完了です。