時計の電池交換/SEIKO QR3863-7010

2013.9.25お預かりのSEIKO QR3863-7010電池交換メンテナンスでご依頼です。
2012.2にご購入頂いた腕時計ですが、あれから1年と少しで止まったという事です。

ステンレス無垢バンドですが薄型のスライドバックルはオールド・クォーツならでは。

裏蓋乗せ蓋をスクリューバック・リングで押さえつけたタイプ。

1年分の汚れが溜まっております。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。内部は綺麗な状態です。

パッキンを外して劣化具合をチェックします。
ケースの洗浄といきたい所ですが竜頭が抜けない。というか固い。
少し無理をすれば外れそうですが何せオールド・クォーツ。
何が起こるか分かりません。また起これば交換パーツは無し。
修理センターで分解修理なら抜かないと仕事が出来ないですが
今回「竜頭抜き」はやめておきます。よって
電池交換のみ(洗浄なし)1.500円コースに変更となります。

拭き取りのみですが電池格納部をチェックします。

裏蓋や電池蓋も洗浄して綺麗になりました。

パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。

全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

ケースも洗浄しない分、磨きクロスでつや出し。

僅か1年でが2度、洗いしないといけませんでした。これには驚き。
このタイプのブレス、いつも10回以上洗い直しても汚れが出ることは普通に有り。
キリが無いので10回くらいで洗浄は中止する事も多いのですが。
新品からの物を洗浄したのは初めてですが、僅か1年の使用で2度洗いが必要とは。
送って来られる物は殆どが20〜40年使って何年か放置されたものばかり。
どうりで洗っても洗っても汚れが出る訳です。それだけ、たかがバンドでも密な構造になっていると言う事ですか。

洗浄して綺麗になったところでバンドを取り付け電池交換完了です。

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