時計の電池交換/Perpetual Calender 8F56-0080
2011年6月6日お預かりのPerpetual Calender 8F56-0080電池交換メンテナンスです。
「7時位置の汚れの除去」もご依頼ですが・・・キズミで無ければ判別が付かない埃の事か・・?でもそれはガラスに付いた埃ですから洗浄で綺麗になるでしょう。まっ!後で調べて見ますか。
チタン無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整部分の位置をチェックしておきましょう。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
ラグ部ピンの方向をチェックしておきます。
裏蓋の裏側もチェックします。
裏蓋を開けると電池がムーブメントを覆っています。
パッキンを外して汚れを拭き取ります。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ラグ部の汚れもチェックします。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
セイコー純正電池。
パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
電池を入れて動作確認。そしてカレンダー情報の入力ですが内部に記憶されていた。これも珍しいパターン。
ベルトも洗浄して綺麗になりました。そういえば「文字盤の埃の除去」文字盤を取り出した時も気がつかなかったのですが・・・とご依頼の写真の解説を見直すと。
私「7時表示」の文字でテッキリ「7時”位置”」と思い込んでおりましたが写真の「○」で印が(;^_^A。
なるほど・・「7という数字が書いてある所」ですね。これは確かに肉眼でも目立ちます。丁度サイクロップレンズの境界で視界を遮るので気がつかなかった。
もう一度、文字盤&ムーブ取り出し。シミでもなくホコリ?
何かゴムの欠片ほような物が付着しておりましたが、いったい何処から?
角度によっては拭いた跡が見えますが綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。