時計の電池交換/SUPERIOR J4888-8001
2011年7月4日お預かりのSUPERIOR J4888-8001電池交換メンテナンスです。
7本届いたうちの1本。
ワンピースケース構造で電池蓋付き。この電池蓋パッキンですかもう純正はありませんが既製品はまだ入荷します。
電池蓋を開けて見ます。外から回して開くことが不思議。この頃の物は殆どが裏側から突かないと外せない。
当然、パッキンは劣化してボロボロですね。
先ずはベゼルを外します。
裏側は汚れがビッシリ。
ケースとの隙間もご覧の通り。
ガラスもベゼルに隠れている訳で当然、汚れが付きます。
次ぎにパッキンのガイドリングを外して。
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になった写真を撮り忘れ。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になりました。
それにしても汚れが凄いのでどうやって取り出すか?取り出しようによってはホコリがムーブメントに落ちますから。
ちなみに電池蓋から覗いてもサビが凄い。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。シミや焼けが凄い。これは根本的には交換しかありません。
これがムーブメントですが電池蓋から見えていたサビは其処だけですね。やはり電池蓋パッキンが切れていた箇所から浸水のようです。
電池格納部をチェックします。
電池格納部以外は綺麗な状態。
当時の物は凝った作りになっております。
ケースの内側もチェックします。パッキンの切れた部分から浸水した訳です。
というか全体的に硬化してはおりますが。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池を入れて動作確認。念の為に注油調整もしておきます。
次ぎにガラスを乗せて。この時代のガラスは交換となると代用品もありませんよ。厚みやカット形状が特殊ですから。
電池蓋パッキンはまだ既製がありますが高い。今後はこのパッキン交換は1.000円追加になる流れですか。
バフ掛け&洗浄でピッカピカ!時間を合わせて電池交換完了です。こうなると余計に文字盤のシミが気になるのものです。ただ2001年7月現在。「文字盤リダンの受付は不可」です。