時計の電池交換/SUS 6M26-6020
2011年11月5日お預かりのSUS 6M26-6020電池交換メンテナンスです。
以前に同じモデルのお預かり例がありまして。洗浄に失敗して目盛リングを交換する例があり。そうならないように洗浄をというご依頼ですからガラスを外すしかない。と思いながら到着をお待ちしておりましたが。
到着してみれば既に湿気で目盛が消えかけているでは。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
微調整部分の位置をチェックしておきます。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
ベルトを取り外します。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
電池押さえを外すと電池にサビが。これは液漏れではなく浸水によるサビ。
電池格納部をチェックしますが水滴がついております。兎に角は電池を外して乾燥させるしかありません。
電池格納部をチェックしますとサビも付着しておりますので拭き取ります。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
夜光が湿気でふやけて粉を吹いておりますが、これは触らない方が無難。
ガラスを外して目盛リングも外します。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ました。
ガラスも取付て。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
裏蓋の指示に従って時間を合わせ。
パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻します。全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
時間を合わせが出来るか不安でしたが、裏蓋に書いてある操作でモータードライブが針を運針させて時間を合わせて電池交換完了です。