時計の電池交換/SUS 7N32-0AG0

2013.9.24お預かりのSUS 7N32-0AG0電池交換メンテナンスです。

ガラスにはコーティングが施されており視界スッキリですが、角度によってコーティングの色が反射します。と同時にガラスの傷も目立つ訳ですが、黒い文字盤にコーティングガラスは洗浄で傷が増えた様に見えるので、過去の経験からクレーム対象でもあります。
これだけは、受付前には分かりませんから仕方がない。

ガラスの傷に汚れが詰まると傷が少なく見えております。これが洗浄で白が浮かび上がってくると傷が目立つことになります。

微調整位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルの汚れも綺麗に。

裏蓋はスクリューバックで裏蓋記載。

ベルト調整「1コマ外し」をごいから先に作業しておきます。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。綺麗な状態ですが綺麗すぎてツヤが全くありません。湿気が入った訳でも無さそうですが逆にカラカラの状態。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。動作確認といっても到着時から動いております、ただ時間がずれていたのが気がかりではありますが。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。全体的にツヤが出て綺麗になったところで。

おっと、バックルの噛み合わせが浮いておりますので修整して。

ベルト調整も完了、電池交換メンテナンス完了です。
そして翌日、発送と思ったら止まっておりました。修理は「5.000円まで」になっており分解修理する予算は無いですから注油して発送です。
到着後、しばらくは腕に付けて「体温で動作状態」にすることがお勧めですか。
もう、この時計もオールド・クォーツの部類に近く、修理後のアフターまで出来ないですから、分解修理はお勧めではありません。

「SEIKO・CITIZEN2012迄」 「2012より」 「2014より」 「ブランド別一覧」