時計の電池交換/TYPEU 4623-6000
2011年7月4日お預かりのTYPEU 4623-6000電池交換メンテナンスです。
見事な作りの搬送箱。
裏蓋は”はめ込みタイプ”で電池蓋が付いたタイプ。
裏蓋を開けるとパッキンがはみ出しているでは。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
スペーサーを外します。
電池格納部をチェックします。
電池格納部は問題ない様ですが周辺のサビが気になります。
竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ガラスの内側に黒いリングがありますが洗浄には問題無いでしょう。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認ですが・・不動。クォーツのパルスが出て居ないようで回路も交換です。
一応パッキン交換も行って。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
職人さんへ回る事になります。連休も挟み10日戻ってきましたが職人さんは費用は不要ですと。というのもOHで動きはしているが完全なOHでは無いと。サビが多すぎて本来は歯車、一個一個サビを落とししないと精度が出ないらしいですが回路も不安定とか。再修理になっても保証は出来ない状態にあるらしく、止まっても当然の状態ですから費用が頂けないと。到着から4日間は問題無く動いておりましたが、あとは運に任せるしかありません。
かっちり直すには、この時計の回路の交換パーツをもっているお店にご依頼頂くしかなさそうですね。