時計の電池交換/WIRED 7T62-0BA0

2013年2月27日お預かりのWIRED 7T62-0BA0電池交換メンテナンスです。

3本届いたうちの1本。

ステンレス半無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。

微調整部分の位置をチェックします。

ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。

裏蓋は”はめ込みタイプ”で右が裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントですが下半分が湿気で曇っております。グラディエーションになっているので分かりやすい。この事からどうもパッキンが裏蓋から外れて入っていたものと思われます。

ムーブメント拡大。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。

竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

目盛リングは取り外せます。

ガラスがプリントになっておりますが長時間で無ければ洗浄出来そうですね。

ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。

パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。
0位置がずれておりますがプッシュボタンで操作不能。でもストップウォッチの操作は出来ます。0位置合わせのみ出来ないので、再度、ムーブメント取り出しで合わせます。

時間を合わせて電池交換メンテナンス完了です。到着後「依頼していたピンが抜ける」症状が修復されておりませんとお知らせが。

すっかり忘れておりまして申し訳ございません。

再度、到着いたしました。

ピンが突き出ておりますがCリングピンか割ピンか?

抜けてしまうのは割ピンが4箇所。他の部分(ベルト調整可能部分)も簡単に抜けますが。

これは「Cリング方式」ではありますがセイコー発案の「簡単調整」。
写真の様にCリングピンとCリングパイプの代わりにバネを筒状にしたもの。
この部分は突けば出て来ますが異常は無し。
割ピンの箇所はピンを交換。

ベルト調整分はバネを入れてピンを挿入、ベルト調整不可の箇所は割ピン式で交換します。

いずれにしろWIREDは、構造上あまり強度はありませんから注意が必要です。

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