時計の電池交換/TAG HEUER S99.006K
TAG HEUER S99.006K 電池交換メンテナンスです。2本届いたうちの1本。
裏蓋はスクリューバック。先ずはベルトを外します。
われわれキズミレベルと見るとこうなりますから汚れが気になります。バネ棒が通るところなどは洗浄しない限りは綺麗になりません。
これで裏蓋を開ける準備完了。スクリューバックを回すと汚れが出てきます。
これがムーブメント。裏蓋周辺には汚れが。
竜頭の裏側チェック。パッキンのチェックとケース内側のチェック。
パッキンを外すと汚れが出てきます、この作業はムーブメントが入った状態では危険があります。竜頭パイプもチェックしますが、この状態。
裏側は綺麗ですからパッキンが効いていますね。竜頭の裏側は洗浄してピッカピカ!
裏蓋も綺麗に。表のオープナーを掛ける凹みなども洗浄しないと綺麗にはなりません。
表はツヤが出ました。ケース裏側もピッカピカ!
竜頭パイプも綺麗になって。ラグ部の黒ずみもピッカピカ!
ムーブメントを戻して電池交換。電池を外せば・・・?おや。
電池の裏側をチェックしますが液漏れの跡が無い・・?マイナス端子は拭いて、下の黒い絶縁フィルムも拭きますがこれが限界。
新しい電池を入れると問題なく動きます。電池押さえと、新しいパッキンを入れて。
裏蓋を閉めます。洗浄したベルト。
綺麗になりました。汚れと同じく、こういった所を見ると綺麗になった事が分かります。
ご依頼のバネ棒ですがラグ部と思っていたらバックル部。これはバネ棒が壊れていますから交換ですね。この部分のバネ棒は特殊で細いですから普通のバネ棒では入りません。
壊れたバネ棒を抜きますが堅い。それはパイプが折れ曲がってる為ですから戻します。
これでOK。新しいバネ棒を入れて。電池交換メンテナンス完了です。