時計の電池交換/TAG HEUER CG1122-0
2009.4.26お預かりのTAG HEUER CG1122-0電池交換メンテナンスです。
3本届いたうちの1本。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
写真のサイズを間違えて。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
バネ棒も洗浄して綺麗になりました。
プッシュボタンを押し込むと戻って来ないと言う事で後でチェックします。裏蓋を閉めて洗浄して簡易防水テスト。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
プッシュボタンの確認ですが若干重い感じはしますが外してみましょう。
汚れが詰まった様にはみえません。
プッシュボタンの裏側もチェックします。
一応は洗浄もしますが変わらない。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
パッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで時間合わせですがプッシュボタンが変。
これはムーブメント側のプッシュボタンが当たるレバーの変形で、レバーのバネは効いているものの、押し返す部分が曲がっていますからパーツ交換が必用。金属疲労状態ですがストップウォッチの使用頻度が高いか、瞬間的にきつく早く押すとこうなりやすいです。使用頻度が高い方は「ストップウォッチ専用機器」を使いましょう。
腕時計のクロノグラフはそこまでの耐久性は考えて無いでしょう。あくまでも「たまに使うこともある。」「何かの時にあったら良いな」程度です。そして押し込みは「ゆっくり確実に」ですね。
そして今回は一度押し込むと戻りませんから「ストップウォッチは使わない前提」でプッシュボタンを効かなくします。パッキンを挟み込むのみですが一番簡単な方法。
こんな感じになりますが、押し込むと針がスタートしてズレたまま修整が出来ませんからね。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。