時計の電池交換/TAG HEUER S90.806K

TAG HEUER S90.806K

TAG HEUER S90.806K電池交換メンテナンスです。バックルから開こうとしてもバネ棒がビクともしません。その場合ラグ部から外します。しかしバネ棒はご覧の通り壊れていました。

こちら裏蓋記載。

これがムーブメント。

竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗になりました。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。

竜頭パイプもチェックして。

ケースの洗浄を待つあいだにバックルを外しますが、錆びてビクともしません。よってベルト調整工具を当てて叩きます。すると錆びた粉ばかりが出てきますがバネ棒は動きません。

こうなると更に大きな力で叩きますが、バネ棒が外れる=工具も壊れる(;_;)

バネ棒も壊して何とか外せました。バックルの汚れをチェックします。

洗浄してもこういった箇所は汚れが残る場合がありますので、手作業で汚れを落とします。

ベルトも金属面が接触するところに汚れが溜まります。

ハイ、洗浄は完了。

ムーブメントを戻して電池格納部をチェックしますが・・・

液漏れですね。幸い拭き取るのみで動きました。

電池は思った程の症状でもなく、でも液漏れはメーカーに送ればOHしないと電池交換はしてくれません。それがメーカーの立場ってものなのですが。

パッキンも交換。ホイヤーの裏蓋パッキンは殆どの確率で交換する事になります。

バネ棒も新品に交換。バックル部とラグ部に新しいバネ棒を入れます。ホイヤーのバネ棒は特別細いですから何処にでも売っていないのです。
かといってこちらでは”バネ棒のみの販売は行っておりません”m(..)m

電池交換のついでのみ交換致します。

バックルも綺麗になって。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。

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