時計の電池交換/TAG HEUER WG-1213-K0
TAG HEUER WG-1213-K0 電池交換メンテナンスです。それとベルトの緩み直しです。回転ベゼルに、ねじ込み竜頭はダイバー仕様。
カセットケースで到着、これコンパクトで良いですね(;^_^A
裏蓋はもちろんスクリューバック。スクリューバックを回すとホコリが出てきます。
これがムーブメント。
竜頭の裏側チェック。
巻真のチェックですが薄く表面にサビが浮いていますね・・・洗浄で落ちる程度ではありますが。これが取り出した文字盤&ムーブメント。
竜頭パイプもチェックしますがパイプ内部にサビが見えます。明らかに竜頭から湿気が入っています。この状態は普通ならOHしか受付して貰えないかもしれないですね。
バックルのチェック。バンドを外して緩みを直してから洗浄します。外すとバネ棒がポロリ。これは交換するしか無いでしょう。
竜頭パイプ裏側からもチェックします。この程度は洗浄で綺麗になります。このまま電池交換のみした場合、錆びた粉がムーブメントにまわれば止まります。普通はこの状況を見れば”既にサビはまわっている”と判断されますのでケースの洗浄でのみで数千円頂いても保証は出来ない限りOHとなります。ラグ部もチェック。
新しいパッキンを入れるしかありません。ピンセットで摘んだ部品がパッキンのガイドになります。(このパッキン交換は2008年からは入手困難な為に不可になりました)底に黒く見えるのはパッキンでは無くて汚れ。
ガイドとなるリングを入れます。パッキンを入れて。
竜頭の装着確認。このまま洗浄機で洗ってみます。これで簡易防水テスト(;^_^A
ムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。電池とパッキンを入れて裏蓋を閉めます。
壊れていたバネ棒も交換。バックルが緩いということですが○の部分が広がっています。
このように修整。ハイ、電池交換メンテナンス&バンドの緩みも修整して完了です。ただこの腕時計の場合、竜頭パイプのサビが多少はムーブメントにまわっているでしょうから止まったらOH宜しくお願いいたします。