時計の電池交換/TAG HEUER WH1212
TAG HEUER WH1212 電池交換メンテナンスです。回転ベゼルに、ねじ込み竜頭はダイバー仕様。
重厚なステンレス無垢バンド。バックルの裏側チェック。
裏蓋はスクリューバックです。裏蓋の裏側もチェックしますが異常はなし。
これがムーブメント。竜頭の裏側チェックですが汚れというか何でしょうか、この黒い物は。
竜頭パイプをみても黒い物、これはホコリでは無いですね。これが取り出した文字盤&ムーブメント。
パッキンも外しましょう。ケース内側も綺麗な状態。
竜頭パイプがどうも気になります。裏側から見てもこの状態。
汚れを取るためにパッキンを外してみましょう。パッキンを取り出そうとすれば何と。溶けているでは・・・こんなの始めて。こういった細切れになったゴムがポロポロ出てきます。これは温泉やサウナなど”熱の影響”か?これだけ溶けていると”非防水に近い”ですか。
このパーツがパッキンが入るガイドの役目を果たしています。削り取ってからまた洗浄で底に金属が見えますが、本来はパッキンで見えません。
新しいパッキンを入れます。(もちろん1個ですが)こうやってセットします。
押し込んでいくだけですが、これが慣れないと意外に難しい。竜頭パイプは洗浄しただけでは変わりませんから拭き取ります。
パッキンの取り付け完了。竜頭パイプはここまで綺麗になりました。
バックルもピッカピカ!折りたたみ部分まで。
ムーブメントを戻して電池交換。パッキンが溶けて非防水に近い状態の割にはムーブメントに湿気の跡は少し感じるくらい。電池格納部をチェックします。
裏蓋にもツヤが出ました。ハイ、電池交換メンテナンス完了です。この程度の湿気具合くらいなら問題無しと発送。でも後日、電池交換したが止まりますと連絡が入りOHとなりました。