時計の電池交換/TAG HEUER 932.206
TAG HEUER 932.206電池交換メンテナンスです。回転ベゼルに、ねじ込み竜頭はダイバー仕様。
ステンレス無垢バンドに三つ折れ板バネダブルロック。裏蓋は当然のスクリューバック。
バンドを外して汚れのチェック。弓環とバネ棒も外します。
バックル内側もチェックしましょう。スクリューバックを回すと汚れが出てきます。
裏蓋は問題なしですね。これがムーブメント。
竜頭の裏側もチェックしますが・・・おや?何だ?この黒いものは。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。竜頭パイプもチェックして。
パッキンを外すと汚れも一度に飛び散ります。ムーブメントを取り出していないとパッキン交換も危険な作業になる訳です。
竜頭パイプにも溶けたパッキンが付着していますね・・・竜頭の洗浄は完了しましたが。
細い棒を差し込んでみれば。パッキンが千切れて出てきます。
元の格好はすでに無く・・・新しいパッキンに交換するしかありません。
いくらこれを交換しても竜頭パイプとケースの間に隙が空いていたら意味もない交換になりますが、そこまで調べるには気圧試験をするしかありません。
ちなみに竜頭パイプから水が侵入する場合です。今の竜頭パイプと昔の竜頭で形状が合わない場合が多くなって来ています。
よって竜頭パイプに隙が空いた場合「竜頭パイプ+竜頭」の交換となる場合が多く、そうなれば1万円は超えてきますね・・。それなら”非防水時計”として使うのが安上がりな手段かもしれないですね。
ケースも洗浄しました。竜頭パイプも、ここまでは綺麗になりました。
裏蓋パッキンも交換。一応この状態で洗浄機で洗って防水テストの真似事。それくらいでは竜頭パイプの隙間まではチェック出来ません(v_v)
ベルトも洗って綺麗になりました。ムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
電池交換して裏蓋を閉めます。バネ棒も洗って。
ベルトを取り付ければ電池交換メンテナンス完了です。だいぶん酷使された感の腕時計ですが綺麗になった所で、そろそろご隠居頂いてゆっくりの余生も良いのでは?
何!まだガンガン働いて貰ってるって・・・・!(( ( (ヽ(;^^)/