時計の電池交換/TAG HEUER S39.306 クロノグラフ

2011年7月19日お預かりのTAG HEUER S39.306 クロノグラフ電池交換メンテナンス&かしめ修理です。

2本届いたうちの1本。どちらもベルト調整のご依頼です。


こちらかしめ修理も必用。


ピンは曲がり先端は摩耗。かしめるよちはベルト交換が必用のレベル。


微調整部分の位置をチェックしておきましょう。余りコマも2個同梱です。


ラグ部に付いた方を外しますがバネ棒が壊れていました。


しかし、このピン。断面は丸い棒ですが、へらみたいに平らになっております。このピンは既製品もありませんし交換も不可。よって途中で折れたりしている場合は修理不可となりますが。折れてはいない、でも何処まで締まるか?


ほぼ全てのピンがこの様に平らになっております。右の写真の様に半コマ足りない状態で届きましたので余りコマ、1つを使って入替。そして残り1コマは足してサイズを大きくですか。


ピンを上からと横からで見ると丸い棒が平らになっている事が良く分かります。


左の余りコマを観ると元のピンから如何に変形したか良く分かります。

先端のくびれだけが無いピンも。

コマの入替&継ぎ足し完了。結果的に「半コマが余ります」

ベルトを取り外して電池交換メンテナンスです。


裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。

裏蓋の裏側もチェックして。

これがムーブメントで。

ムーブメント拡大。

パッキンを外して汚れを拭き取ります。


竜頭の裏側は洗浄で綺麗になりました。


竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。

これが取り出した文字盤&ムーブメント。


目盛リングがあるのでケースのみ洗浄が出来ませんから、


パッキンは交換してシリコン塗布をして裏蓋に戻し裏蓋を閉め簡易防水テストがてらの洗浄。


ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。

綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。全体的にツヤが無いです念の為に注油調整も。

再度、パッキンにシリコン塗布をして裏蓋に戻し。


0位置合わせを行って。


全体的にツヤが出て綺麗になりました。

バフ掛け&洗浄でピッカピカ!


かしめ修理も完了、かしめのみで締まりましたがピンの状況が状況だけに使用すればどうなるか分からないですから接着剤補強。

接着剤補強の跡が良く分かります。ピンがあれだけ摩耗していれば綺麗な仕上げなど考えていては締まらないので大胆にかしめていきます。

ベルトを取り付け電池交換メンテナンス&かしめ修理完了です。

