時計の電池交換/TAG HEUER S99.206
2010年4月3日お預かりのTAG HEUER S99.206電池交換メンテナンスです。
かしめ修理もご依頼です。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
バックルのバネ棒が突き抜けております、これも修整。バネ棒交換で直ればよいですが。
ラグ部に残ったエンドピースですが左の写真状態の様にバネ棒は外せたのに、動かない。そこで工具でちからづくで取り外し。
バネ棒とラグ部が汚れと油で固まっていたようです。つまりベルトとラグ部のジョイントで遊びが無いですから、次のコマとのジョイント部分でかしめが外れたと言う訳です。
裏蓋の裏側もチェックします。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
かしめ修理の箇所を確認します。
ご依頼は一箇所でも、あちこち緩んでいる場合が殆ど。
ピンが入る穴が空洞化しているのか凹みが大きい割に締まり切らない。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
かしめ修理も完了し全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。