時計の電池交換/TAG HEUER CG1120-0
2012年3月30日お預かりのTAG HEUER CG1120-0電池交換メンテナンス&かしめ修理です。前回もお預かりでしたが水に浸けると曇るようになったと。
確かに痕跡が文字盤に現れておりますが、このシミはジャジャ漏れ状態。
微調整部分の位置をチェックしておきます。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
針の夜光が剥がれて文字盤に散乱しております。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。ムーブ側には湿気の痕跡はありませんね・・・。
パッキンをチェックしまが劣化もなく。
竜頭の根本がサビでモッコリ。こうなると一度メーカーへ送って竜頭交換した方が良いでしょうが、それだけでは済まず「要OH」となるので高く付きます。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの内側もチェックします。バンドの緩みもチェックします。
かなり緩んでおります。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。
裏蓋を閉め竜頭を戻して簡易防水テストがてらの洗浄程度では浸水も無く。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
竜頭パイプの中を覗くと巻芯の根本が錆びていたので、こちらにもサビが。
楊枝を差し込むとこの状態。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
交換したパッキンにシリコン塗布をしてケースに戻します。
電池を入れて動作確認。0位置合わせを行って。
全体的にツヤが出て綺麗になったところで。
かしめ修理をしたベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。