時計の電池交換/TAG HEUER S99.013M/E
2012年7月5日お預かりのTAG HEUER S99.013M/E電池交換メンテナンス&ベルト修理です。
2本届いたうちの1本。
ステンレス無垢バンドに三つ折れダブルロック。ただ溶接修理が必用の状態。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
ただ予算的には溶接修理は出来ないので、持っている中古バンドのパーツ交換でなんとかならないか?
パッキンは外して後で交換します。
サビが凄いですがある程度は削り取るしかありません。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。
パッキンは交換してシリコン塗布をしてケースに戻します。時計自体は問題無く電池交換メンテナンス完了。問題はここから。
先ずは裏蓋のサビですが削って洗浄してここまでは綺麗に。
全体的にツヤが出て綺麗になりました。さてバックル。
交換用のパーツは用意出来ましたのでバックルごと交換と思いきやネジが錆びて固着して外せない。
ネジはグラインダーで削り取って外します。ところが今度はエンドピースの穴の径が小さくてダブルロックのピンが通せない。
また微調整部分のコマの穴も小さく、これもエンドピース交換。
これも微調整部分のバネ棒はサビで固着してる。
このバンド修理だけで40分の作業となりましたが何とか使える状態には出来ました。今回、中古ですが「バックル・コマ2個」交換と電池交換メンテナンス完了です。溶接修理よりはお安くできました。