時計の電池交換/TAG HEUER WG1213-KO
2012年11月19日お預かりのTAG HEUER WG1213-KO電池交換メンテナンスです。
ステンレス無垢バンドに三つ折れプッシュバックル。
微調整部分の位置をチェックします。
ベルトごと洗浄でバックルも綺麗に。
裏蓋はスクリューバックで右が裏蓋記載。
裏蓋の向きが真っ直ぐな物も珍しい。といっても上下は逆ですが。こう真っ直ぐだと「パッキン交換は止めておくか?」とさえ思います。
裏蓋の裏側もチェックして。
これがムーブメントで。
ムーブメント拡大。
竜頭の裏側は洗浄でここまでは綺麗に。
竜頭パイプも、ここまでは綺麗になって。
これが取り出した文字盤&ムーブメント。
ケースの洗浄は終わってツヤが出ましたね。
綺麗になったケースにムーブメントを戻して電池格納部をチェックします。
外したパーツを戻していき電池を入れて動作確認。パッキンはそのままで裏蓋を閉めますが。
これだと充分しまっていない。もう15°くらいは回ります。どうせずれるなら。
パッキンは交換しておきましょう。
90°ずれましたが電池交換後「裏蓋がずれて閉まっていない」というメールが良く来ます(v_v)
ケースのホコリを塵吹きで吹いてムーブメントを戻す訳ですが、何度やっても粉が付いているのでおかしいな・・・?と思えば針の夜光がポロポロ粉になって落ちている。
使わないで放置してあったものには多い症状。ムーブメント取り出しで空気に触れて乾燥してパリパリになります。発送後に落ちて粉だらけになってもいけませんから夜光は除去しておきます。そう言えばベゼルの夜光も洗浄で流れておりますね。
ベルトも洗浄して綺麗になったところで。
ベルトを取り付け電池交換メンテナンス完了です。